Tabi Comi旅〜レトロ喫茶と天ノ下郵便局〜

Tabi Comi旅〜レトロ喫茶と天ノ下郵便局〜

With archshop Vol.2


「郵便局へ行き、送料分の切手を貼ってお願いすると、そこにしかないスタンプが押してもらえる」。

そんな旅を記録するプロダクト「Tabi Comi 風景印ノート」(以下、タビコミ)を手渡してもらったとき、まだそれが何なのか、どういうものなのか、私は具体的にわかってなくて、「とりあえず郵便局へ行ったら何とかなるらしい」くらいの軽々しさ。

第1回目は、大阪堺にある「柳之町郵便局」へ。第2回は神戸へ、イラストレーターの橋本京子がタビコミ片手に旅をした記録です。

ーーーーーーーーーーーーーーー

前回でタビコミの魅力に大きく惹き込まれた私。

今回、風景印目当てに旅をするのは、神戸市にある垂水駅です。
JR快速電車が停まります。ありがたい♪

垂水駅には昔ながらの商店街があって、平日でもじゅうぶんな活気が。垂水の商店街の何がイイって、ちょこんちょこんと美味しいお店やレトロ喫茶が今日も元気にOPENしているところ。お野菜も安くてお財布に優しいところ!おじいちゃんおばあちゃんがのんびりと歩いていて、心地よい空気が流れています。

まずは私が大好きなお店。喫茶ブラジル!

メニューの数がめっちゃ多い!(200種類)
マッターホルンというビッグすぎるパフェがあるよ~!(高さ55cm)

朝はドリンクを注文すると、勝手にモーニングのセットが付いてきます。なんてサービスなの。ブラジル、おそろしい子…!(by ガラスの仮面)

昭和48年から使用している機械「ツェッペリン」で削ったかき氷は、舌触りも滑らかで、頭にキーーーンと来なくてめっちゃ美味しい。これは白玉トッピングしたけど、それ以外のはいつも乗っかってます。とっても落ち着く昭和の純喫茶なので、ぜひ行ってみてくださいね。

お次は、ベーグルが大人気の「marzi-pan」さん。
午前中で完売することがほとんどの大人気店。お昼に行って買えたらめっちゃラッキー!この日、私も最後の1個を無事にGET出来ました…!もう何も無いと思ってたからめっちゃ嬉しかったー!

選んだのは、珍しいカレーベーグル。カシューナッツがちらほら入っていて、歯ごたえも味もバツグンです。

他にもグルメなお店が沢山あって、とっても楽しい垂水駅界隈。少し歩けば、五色山古墳や海も臨めるし、淡路島も明石海峡大橋も見える、探索にはもってこいの落ち着ける町でした。


…ああ!忘れるところだった、風景印をもらわねば。風景印目当てで行ったはずなのに、その町の魅力に惹き込まれ、忘れそうになるのはいつものところ。いや、それこそがこの「タビコミ旅」のおもしろさ。

そそくさと商店街の入り口付近にある、「神戸天の下郵便局」へ。「天の下」ってすごい名前ですよね。

前回の柳之町郵便局で風景印を押してもらった私にすれば、もうお手のもの。受付にサッと並び「風景印お願いします」とドヤ顔で言うのです。人生2回目の風景印コレクション。ドキドキ。

「ここに押してもらう事は可能ですか?」

郵便局員さんにそう尋ねると、

「大丈夫ですよ。少々お待ちください」と、奥から年季の入った箱を持って郵便局員さんが戻ってきました。風景印って結構歴史があるんやなぁ。

前回のようにタビコミを渡そうとすると「はい、どうぞ」と、郵便局員さんが私に風景印のハンコを渡してくれました。

「へっ?」と、驚きを隠せない私。それもそのはず、前回は郵便局員さんが丁寧に、神妙に、まるで神事を執り行うような空気で押してくれたのですから。

戸惑う私に局員さんは「うちはお客様に捺していただいてます」とニコっと微笑みかけるのです。

ええ!?そんなスタイルもあんのーーーーーーー!?

「持っていいんですか!?じゃあ...」と平静を装いつつも、心臓はバクバクしている私。

「あの、どこに押したら…」

「お好きな所へどうぞ」

これまたニッコリと微笑みかける局員さん。後ろで待っている他のお客さんもいるので、あたふたしているわけには行きません。前門の虎、後門の狼ならぬ、前門の微笑み郵便局員さん、後門にはお待ちのお客さん。ここまで来たら、もう意を決するしかありません。

「...わっかりましたぁ!」
私は右手を大きく振り上げ、お目当てのページの、お目当ての場所に...

どどーーーん!!!!

「これで大丈夫ですか!?」と、郵便局員さんにタビコミを見せると、これまたニッコリ。ありがとうございましたぁ!ゼェゼェ。めっちゃ緊張した~!

押し方に「良い感じ」とかあるなんて、その時はもちろん知る由もなく。ただただ、風景印を自分で押させてもらえた事にテンションが上がっていたのでした…。

この後、郵便局員さんに教えてもらって分かったことは
・切手を風景印の絵柄と合わせたりするとアガる。
・切手にちょっとかかるくらいに押しつつも、絵柄全部が見えると萌える。
ということ。

まだ他にも楽しみ方があるかもしれない。風景印の旅、伸びしろしかないっ!

風景印をもらいに行ったのは去年の秋だったけれど、大好きな町なので、実は先日、再び行ってきました!神戸市にある垂水駅、楽しいから近くに来たら是非立ち寄って欲しい。

駅からすぐの所に海神社があったり、石の鳥居があり、振り返ると二号線を挟んで、赤い大鳥居。その奥はもう海。昔は道路が無くて参道だったのかなぁ。鳥居の大きさ、道路挟んでる感じ、ビックリするので是非現地で見て欲しい。もちろん、タビコミ片手に、町の魅力を記録しながらね。

(第3回に続く)

訪れた郵便局:神戸天の下郵便局
〒655-0029 兵庫県神戸市垂水区天ノ下町9-28
JR「垂水」駅・山陽電鉄「垂水」駅より徒歩すぐ

Tabi Comiのご購入はこちら

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。